洗濯物を部屋干ししても、特に寒い季節ではなかなか乾かないし、特にタオルやパーカーなどを厚手の物はなおさら。そうしている間にどんどん洗濯物が溜まっていくのが冬場や梅雨の時季の悩みですよね。どうにかして早く乾かす方法が無いかと考える方が多いようです。
実はこの悩みを解決する方法があります。
早く乾かない理由を知って、それを避ければ良いのです。
また、ちょっとした技を使えば更に乾かすことが早くできるのでご紹介します。
寒い季節に洗濯物が乾かない理由
◆ 洗濯物に含まれる水分の蒸発するスピードに影響している
このように書くと、夏場なら暑いし当たり前のように思われるかもしれませんが、ひとつずつ理解していけばヒントが見えてきます。
冬場は夏と違い、日照時間や気温の関係で洗濯物に含まれる水分をすべて蒸発させることができません。これが大きな要因のひとつです。
また、洗濯物を乾燥させる場合には「乾燥機」が有効であるように、部屋干しの場合でも部屋が乾燥しているかポイントになります。
しかし冬場の室内は40%を切ることもあり、一方で部屋を乾燥させると風邪をひく原因にもなるので湿度を60%程度保っている方もいます。
ここに洗濯物を部屋干しするとまったく乾きません。
また、部屋で干す量を増やすほどにお互いに水分を補っていくことになり、蒸発することができないため乾くスピードが遅くなります。
冬場に部屋干しで早く乾かす方法
◆ 干す部屋や場所を分けたり、洗濯量を減らす
上の説明にあるように、部屋干しでなかなか乾かない理由としてお互いの洗濯物が干渉しあって水分を補ってしまっている点が挙げられます。
これを避けるための1つ目の方法は、干す部屋や場所をなるべく離すことです。
洗濯物をハンガーにかけて連ねているケースを見ますが、湿度を一カ所に集中させないように部屋や場所を分散して干すことをオススメします。
また、洗濯量が多いことが湿度を高めていることにも繋がってしまいます。
なるべく洗濯するものを選んだり、タイミングをずらすなどして1回の洗濯量を減らすようにしましょう。
◆ 扇風機を使う
冬場なので意外とこれが浮かばないのですが、とても有効な手段です。
部屋干しによる嫌な臭いの原因であるモラクセラ菌は、乾くまでの時間によって発生するので、一番手っ取り早い方法になります。
洗濯物の下から部屋全体に向けて首振りするとより効果的です。
◆ 脱水時に乾いたタオルを入れる
洗濯の脱水時間を増やしたり回数を増やすのも有効ですが、乾燥したバスタオルを入れると他の洗濯物の水分を吸収してくれて部屋干しの乾燥時間を減らすことができます。
洗濯物が乾いているか確認する方法
◆ トップスなら脇の下、パンツやスカートならベルト位置
冬場は手も洗濯物も冷たくなるため、しっかり乾いているか判断に迷うときがあります。そのため、まずは手を温めるようにしましょう。
そして洗濯物が乾いているか判断するためには、トップスであれば脇の下を確認してください。一番乾きにくい場所にあるためです。全体的に乾いているように思えてもここが湿っているケースがありますので基準にしましょう。
また、パンツやスカートであればベルト位置が生地が一番厚い場所になるので、ここを確認してください。
いかがでしたでしょうか。
水分を蒸発させるための気温と湿度に関係性を認識しておくことで、ここで紹介した以外の方法も見つけることが出来ると思います。
清潔で気持ちいい衣類を長く使っていきたいですね。